今帰仁グスクを学ぶ会 平成23年度の活動

今帰仁グスクを学ぶ会

「今帰仁グスクを学ぶ会」は、今帰仁村教育委員会が実施する城跡案内ガイド養成講座の受講終了生が中心となり、平成17年に結成されたボランティア団体です。城跡を訪れるお客様へのガイド活動のほか、歴史・文化・民俗に関する研修会、会誌の発行、美化清掃など今帰仁グスクを基点にした様々な活動を行なっています。

1.今帰仁城跡の無料案内

平成12年に世界遺産に登録された今帰仁城跡に入園していただくと、受付にボランティアガイドが2名常駐しています(年中無休)。気軽に声をかけていただければすぐに出発します。今帰仁城跡内を1時間程度をかけて散策しながら、グスクの歴史や伝説、発掘調査の成果、時節の動植物の紹介ばかりでなく、時には人生について語りながら楽しく歩きます(25名のガイドの大半は人生経験豊富な熟年世代です)。お客様との会話の中から歴史を身近に感じていただけるようなテーマを選択し、個性あふれる案内を心がけています。


2.今帰仁村内の史跡案内


城下集落として利用されていた今帰仁城跡の周辺には、自然豊かな景観が保全されるとともに、多くの文化遺産が点在しています(平成21年国指定文化財)。城跡へ至るかつての登城道は「ハンタ道」と呼ばれ、道沿いには集落跡と思われる石積み囲いや拝所・祭祀場・石積み遺構が見られます。

薩摩侵攻(1609年)で落城した後、これらの集落は海岸沿いに移動し、現在の今泊集落が形成されました。ここでは、長方形に区画された屋敷配置と、屋敷林の福木並木が織りなす沖縄の伝統的集落景観を見ることができます。

また、近世琉球の外交・通商の一端を担った運天港は、当時の海上交通の要でした。番所跡のある運天集落の周辺には今帰仁按司(北山監守)たちの按司墓(「大北墓」)や源為朝公上陸之碑などがあります。

3.会員の研修事業

臨地研修で、平成23年に国指定文化財になった大里グスク(南城市)を見学しました。また、研修会として神谷厚昭氏による「今帰仁城跡周辺の地形と地質」、勉強会では豊口敬氏による「今帰仁城跡及び周辺の生物資源」、上間篤氏による「攀安知とその家臣団の氏素性を探る」を開催しました。

今帰仁村グスク交流センターにあるガイド詰所の書架には、自主研修のための図書が配架されています。こうした新規図書の購入・貸出や研修会は、会活動の主たる事業となる案内ガイドを行う上で、会員個々のスキルを担保し、資質向上に資する事業として位置づけられています。


4.地域への貢献と新たな活動の展開

今帰仁城跡及び周辺地域の清掃や美化活動など、「学ぶ会」では様々な活動を実施しています。日常的な城跡内の安全点検や百合の球根植え付け、土嚢運びなどの環境整備作業、グスク桜まつり期間中の桜茶サービス、北部国道事務所や他地域の市民ガイド゙グループとの情報交換会、東日本大震災募金活動、会誌5号の発行など、その活動は多岐にわたっています。

昨年立ち上げた「学ぶ会」のホームページは、会員誰もが投稿はもちろん編集にも参加できるブログ形式にしていて、発信している内容は城跡の日々の出来事のほか、文化財スタッフによる発掘の成果や季節ごとに移り変わる動植物の現況、イベント情報、ガイド活動の様子など盛りだくさんです。読者との双方性を大切にし、歴史や文化、自然などの質問コーナーなども設けています。また案内したお客様から「ガイドさんがやさしくいろいろ教えてくれたので、沖縄の歴史やグスクのことをもっと知りたくなりました」などと感想やお礼の言葉をいただくことも増えました。問い合わせや予約もできるようになっています。ぜひみなさんも一度アクセスして、のぞいてみてください。


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