比謝川地区保全利用協定締結後の活動状況について

比謝川地区保全利用協定締結グループ

沖縄本島中部の嘉手納町比謝川をフィールドとしてカヤックツアーを運営する3事業者にて締結した保全利用協定が、昨年(2010年)3月に沖縄県知事に認可されました。

保全利用協定とは、沖縄振興特別措置法に盛り込まれた制度で、その第21条第1項に”沖縄において環境保全型自然体験活動に係る案内及び助言を業として行う者は、環境保全型自然体験活動の実施に関する協定(保全利用協定)を締結し、当該保全利用協定が適当である旨の沖縄県知事の認定を受けることができる”と定められたものです。

保全利用協定締結の経緯と沖縄県知事認可を受けてから1年間の活動と、周囲の状況を簡単にお知らせいたします。

【比謝川カヤックツアーの始まりと協定締結の経緯】

締結の世話役となっている有限会社キャリアサポートは、比謝川沿いに店舗を構え、主にダイビング関連事業をおこなっています。店舗の裏を流れる比謝川にはマングローブ類を初めとした多くの亜熱帯特有の動植物が生息しており、亀甲墓など沖縄ならではの景観も見受けられることから、気軽に沖縄の自然と文化に親しんで頂けるカヤックツアーの運営を数年前からはじめました。

参加されるお客様が順調に増え、新たに参入してくる事業者も見受けられるようになってくるに従い、この貴重な自然を保全しながら利用するルールを早急に確立する必要性が生じてきました。地域の方や事業者間にて調整をした上で自然を利用する方法が模索され、同じく比謝川でカヤックツアーを催行している有限会社ネイチャートレール、株式会社エムズオールの2社とともに、沖縄県自然保護課の指導を受けながら協定内容を作成しました。嘉手納漁業組合、嘉手納町・読谷村および両町村の比謝川下流域の自治会への説明会などが重ねられ、沖縄県・嘉手納町・読谷村など行政の助力と地域の方の理解に支えられて、3事業者間で締結した保全利用協定について沖縄県知事の認可にまで至りました。

【比謝川カヤックツアーの始まりと協定締結の経緯】

締結の世話役となっている有限会社キャリアサポートは、比謝川沿いに店舗を構え、主にダイビング関連事業をおこなっています。店舗の裏を流れる比謝川にはマングローブ類を初めとした多くの亜熱帯特有の動植物が生息しており、亀甲墓など沖縄ならではの景観も見受けられることから、気軽に沖縄の自然と文化に親しんで頂けるカヤックツアーの運営を数年前からはじめました。

参加されるお客様が順調に増え、新たに参入してくる事業者も見受けられるようになってくるに従い、この貴重な自然を保全しながら利用するルールを早急に確立する必要性が生じてきました。地域の方や事業者間にて調整をした上で自然を利用する方法が模索され、同じく比謝川でカヤックツアーを催行している有限会社ネイチャートレール、株式会社エムズオールの2社とともに、沖縄県自然保護課の指導を受けながら協定内容を作成しました。嘉手納漁業組合、嘉手納町・読谷村および両町村の比謝川下流域の自治会への説明会などが重ねられ、沖縄県・嘉手納町・読谷村など行政の助力と地域の方の理解に支えられて、3事業者間で締結した保全利用協定について沖縄県知事の認可にまで至りました。

【保全利用協定作成のポイント】

  1. 漁業関係者との共存
    漁業者の方は海だけでなく、川でも漁などを行っているため、大切な魚場を損なわない運営方法が求められます。
  2. 地域住民の方への配慮
    比謝川川岸は地域の方の憩いの場になっていますので、その方々の邪魔にならない運営方法が求められます。
  3. 自然の保全
    お客様に良識ある行動をとっていただくための理解を求める、参加者の総数制限、清掃活動など比謝川に生息する生物に負担をかけない運営方法が求められます。

【1年間の活動と周囲の状況】

まずは、清掃活動などによる環境保全活動と協定内容遵守のための締結業者間の相互チェックを重点的におこないました。

比謝川でのイベントや、環境保全活動を企画運営している「you遊比謝川実行委員会」や漁業組合主催の清掃活動に、欠かさず参加いたしました。これらは陸側からの清掃のため、別途、締結業者合同でカヤックを使用し、川側からの清掃活動を数回実施いたしました。これらの活動をブログなどで紹介しているためか、お客様の中に、自主的にカヤック中に川のゴミを集めてくださる方が増えてきたように感じています。

協定では、環境の負荷軽減と地域の方にご迷惑をおかけしないという観点から、カヤックの出発地や参加人数を規制しています。締結業者間で定期的に開催実績の報告会をおこない、協定違反や、自然と地域への悪影響がないかの検証を積み重ねています。また、環境への影響の測定のため標本木を定め、締結業者持ち回りで毎月モニタリングをおこなっていますが、現在までのところマングローブには特に変化は見られず、その他の生物にも悪影響は無いと判断しています。

協定未締結の事業者の方々に機会を見て締結をお願いしていますが、残念ながら十分には理解をいただくことができず、締結業者は当初の3社から増えていません。根気よく趣旨を説明し、なるべく早期に志を共にする仲間を増やしていきたいと考えています。

業組合の理事会、総会、地域の交流会の場を借りて、迷惑や不快に感じている点は無いか、また運営に関する要望事項を機会があるたびに伺っています。幸い地域の皆様は非常に好意的で、様々な協力をいただいています。お客様が増えて、カヤックをよく見かけるようになったことと、協定の説明会などを通じて地域の方の認知が高まってきたようで、1年前までは0に近かった近隣の方のご参加や、県外から親戚や友人が来られた際に紹介をいただくことが徐々に増えてきました。

【今後の活動】

前述のとおり地域での認知が高まり、興味を持たれる方が増えているように思いますので、リバークリーン活動を兼ねたカヤック無料体験会を開催し、日頃支援くださっている地域の方々に還元する場を設け、郷土の自然の素晴らしさを再認識していただきたいと考えています。

1年間の反省を踏まえて、基本の活動である保全活動・モニタリング・協定内容の適正運用と改良・地域の方々の意見集約は、ますます充実させてまいります。 いつまでも多くの方の笑顔がいっぱいの比謝川を残し続けることの決意を新たにしした1年でありました。

比謝川地区保全利用協定締結グループ

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