名護市観光協会による着地型観光の取り組み
財団法人名護市観光協会
人口6万人。緑濃い山々、亜熱帯の美しき自然とサンゴ礁の海に囲まれたあけみおのまち名護市。沖縄の春の訪れを告げる名護さくら祭りをはじめ、沖縄で最初のプロ野球キャンプ地となった日ハムキャンプ、沖縄県ではハーリー甲子園と呼ばれ親しまれている名護市長杯争奪沖縄全島職域ハーリー大会など、沖縄本島北部の中核都市として、年間を通し、地域性を活かしたさまざまなイベントを展開しています。
現在、財団法人名護市観光協会では、豊かな自然と豊富な食文化等の地域資源を活かし、まちなかを中心とした滞在型着地観光に向けて取り組んでいます。
(1)資源調査概要
名護市文化財案内人を中心とした12回のモニター調査を行い、市内の文化財、景観、食文化などの地域観光資源の調査を行いました。

モニター調査屋部地区編
(2)講習会
・みんなで創ろう!名護・やんばるミュージアム実行委員会(名護市観光協会後援)による「名護まちなか案内人養成講座」を開催しました。(修了者12名)
・8月11日、津嘉山酒造所施設において、県の地域イメージ向上・確立支援事業の講師、アドバイザーの山田敦郎氏を招き、名護まちなかブランドづくりの勉強会を開催し、地域住民を巻き込んだ名護のブランド化を共有できる産官学民の連携について話し合いました。
・津嘉山酒造所ガイド養成講座を開催しました。

名護まちなか案内人講座修了者のみなさん
(3)体験型事業の推進
・北海道日本ハムファイターズのキャンプと桜の開花時期に合わせ、名護市観光協会設立50周年記念事業「名護の魅力たっぷり日帰りバスツアー」を開催しました。
・名護泡盛酒造所3か所等めぐりの商品化に向けた実証実験を行ないました。
・津嘉山酒造所を活用した「泡盛の歴史と文化、古酒づくり」講座を行ないました。

名護の魅力たっぷり日帰りバスツアー
(4)今後の課題
・まちなか観光を中心とした地域ガイドの育成および企画商品開発
・地域を中心とした観光による地域づくりの連携強化
・名護漁港、21世紀の森ビーチを活用した体験型事業の創出
・市内エコツアー業者、まちなかライブ店舗等との連絡会の検討
・株式会社FMやんばるなどを活用した情報発信力の強化